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夏休みは受験の天王山です。この夏休み40日間の過ごし方が夏以降の成績向上に大きく影響します。
夏休みという一見「長い学習時間を確保できるかな?」と思っていると、「あっという間に夏休み後半だ。」という事態になりかねません。
そんな夏休みを迎える受験生、および夏休み中にどうしたらいいのかわからなくなってしまった受験生に向けて、最適な学習法をご紹介します!!
【この記事で分かること】
・夏休みに取り組むべきことがわかります。
・夏休みにどれだけの勉強時間を確保すべきかがわかります。
・夏休み40日間を集中し切るモチベーション向上方法がわかります。
・夏休みで一気に挽回する学習方法がわかります。
目次
計画倒れしないスケジュールを立てましょう!夏休みを漠然と過ごしてしまわないように、夏休みに入る前に学習計画をしっかり立てておきたいものです。ここで大事なのは、あれもこれもと詰め込みすぎてしまわないこと。自分に無理のない範囲で学習に臨みましょう。こでは具体的な学習計画の立て方を紹介します。
まずは学習目標を決めましょう。「英語をがんばる!」、「数学を克服する!」といったあいまいな目標ではなく、「システム英単語の英単語2000個覚える」、「物理の問題集:名門の森を2周繰り返す」といったように具体的な目標を立てるとよいでしょう。
目標が決まったら、週単位の計画を立てましょう。40日間を6週間に分割することで、夏休みのスケジュールが立てやすくなります。Step1で決めた学習目標を達成するために、6週間で分割してさらに細かい粒度で計画してみましょう。
ここが最も大事な計画になります。1週間単位で決めたことを1日単位に細分化していきましょう。ノートや日記に学習管理するのも良いですが、アプリなどの日程管理システムを用いて計画するとさらにスムーズでしょう。英語文法・語法を仕上げる週であれば「○○問題集の●ページ~●ページを解く」というように、具体的に何をやるのかを挙げていきます。もし分量が多い場合は、達成タスクに優先順位をつけて、優先度の高い順に行うとよいでしょう。1日単位の学習計画・TO DOを設定したらあとはしっかりと実行して、次の1週間の計画を再度計画して、前の週でできなかったことや改善点を明確にした状態で次の1週間のより良い学習計画を作成しましょう。
現役生の場合、学校に通っているので、自由に使える勉強時間には限りがあります。その点、夏休みなら自由に使える時間が多く、普段はできなかった勉強ができるでしょう。
高校3年生であれば、秋からさらに志望校対策が本格化するのに備えて、1年生から3年生の1学期までの内容をおさらいましょう。苦手なところをつぶしたり、確認したりするのに、夏休みは絶好の機会です。この時期に基礎固めをすることで、秋からの伸び率が変わります。
ハイレベルな大学を目指すなら、高校1、2年生の夏休みの過ごし方も大切です。その時点までの学習内容を見直し、習ったことは完璧に理解できるようにしておきましょう。部活をやりながらでも、時間を取りやすい夏休みこそ、復習の好機です。
まずは、志望校の最終確認が大切です。志望校や併願校の変更は、願書提出期限ギリギリまで可能です。しかし、受験対策の点から考えると、夏休み終了までには決めておきたいところです。この時期に志望校を決定しておけば、受験に向けて逆算しながら必要な勉強を進められます。高校1、2年生のときは、まだ志望校がまだ決まっていない人も多いのではないでしょうか。夏休みには、勉強と並行して、いろいろな大学の情報収集をするのがおすすめです。気になる大学には、オープンキャンパスに足を運んで、実際の雰囲気を確認しながら目指したい、入学したい大学を考えていきましょう。
志望校が明確に固まったら、実際に志望校の過去問を解いてみましょう。合格最低点から何点離れているか。既習範囲において、第一志望校の問題の正答率はどれくらいなのか。未修範囲で点数が取れないことは、大きな問題ではありませんが、既習範囲で正答率が低いということは、今までの勉強法では現在の志望校のレベルの学習レベルに到達できていないことになります。
ただし、大きく悲観することはありません。なぜ既習範囲なのにもかかわらず点数が取れなかったかを分析して、これからの学習に活かしていくことが何よりも大切なことです。既習範囲で取れなかった問題に対して、今まで利用していた参考書や塾の教材を振り返ってみましょう。
①点数を落としてしまった問題は、落としていい問題(大半の受験生が誤答する問題)なのか、それとも取らなければならない問題だったのでしょうか?
②今までの利用していた参考書のレベルがその志望校で出題されるレベルの問題に対応していないのでしょうか?
③今まで利用していた参考書にその問題は記載されているが、細かいところに書かれていて見落としていましたか?
①の場合は、学校の先生や塾の先生に聞くことが最も早いですが、すぐに聞ける環境にない場合は、その問題をネットでそのまま検索してみましょう。他の大学や参考書に記載されている有名問題であれば、これは点をとっておきたかった問題です。
②の場合は、今後取り組むべき参考書がもうワンランク上の参考書でなければ第一志望校の問題に適応できないことを意味しています。
③の場合は、参考書の取り組み方を見直した方がいいでしょう。1周目での取り組みの場合は、重要な部分のみを暗記する・理解する方法で良いです。それが達成できたら、以降の取り組みでは細かい点に着目して学習するようにしましょう。それがあなたの志望校で求められているレベルです。
一般的に夏休み中の受験生の勉強時間は1日10時間以上といわれています。
ちょうどよい1日あたりの勉強時間は人それぞれですし、絶対的に正しい勉強時間はありません。しかし、ライバルとなるほかの受験生も1日10時間以上の勉強をしていることを考慮すると、それ以上の勉強量でまずは量で抜き出ることをオススメします。
40日間の夏休みです。勉強時間が1日10時間であれば、400時間の勉強量が受験生のスタンダードです。しかし、スタンダードな受験生を抜きんでて合格を勝ち取るために、夏休み40日間で600時間の勉強時間の確保を推奨します。これを達成するには1日に15時間の学習が必要です。
睡眠時間も受験で大成功を収めるために必要な要素の1つです。どんなに勉強時間を確保していても睡眠時間が少なすぎると、学習中に集中できないという事態に陥ります。睡眠時間は個々人によって必要とされる時間は異なりますが、少なくとも6-7時間は睡眠時間を確保することをオススメします。そして睡眠時間前の学習は暗記物に取り組むことで、睡眠中に覚えたものが頭の中で巡回することにつながります。翌朝、もう一度同じ範囲の暗記物をテストしてみてください。定着率が大きく違うはずです。睡眠時間がもったいない!ではなくて、睡眠時間を有効に活用して合格まで突き進みましょう!
スキマ時間、活用できていますか??
電車内で単語帳に取り組んでたり、教科書を開いて勉強したりと頑張っている受験生が多くいます。スキマ時間は電車内だけではありません。お風呂に入っている時間、トイレにいる時間、歩いている時間、全てが有効活用できる・他の受験生と差別化する重大なポイントです。お風呂に入っている時には、今日取り組んだ英語長文を音読して、そして何回も何回も音読して、自分のものにする時間としたりするのも良いでしょう。夏休みの40日間で40長文も暗唱できますね。トイレに入る前にはトイレ前に覚えきれなかった英単語を付箋で貼って、正解するまで入れないというルールを設けてみたり、様々工夫の余地があります。少しでもスキマ時間を活用して、1点でも受験本番で点数を伸ばせるよう頑張りましょう。その1点が合否の境目かもしれません。
医学部医学科合格のSさんの1日のスケジュール例
5:00 起床
5:00-5:15 前日の夜行った日本史のテストを再度解く
5:15-5:45 身支度+朝食
5:45-6:30 学校へ通学(通学中は英単語帳で1日にやる範囲を1周する)
6:30-7:45 近く喫茶店で勉強
7:45-15:00 学校
15:30-22:00 有料自習室で勉強
22:00-22:15 帰宅(帰宅中は英単語帳で朝間違えた単語を再確認して暗記する)
22:15-22:45 お風呂(湯船に浸かりながら、今日取り組んだ英語長文を10回音読する。)
22:45-23:00 日本史の確認テストを解いて、間違えた範囲を暗記する
23:00就寝
英語の基礎となる単語や熟語は、腰を据えて勉強するだけでなく、先に述べたスキマ時間も活用して、身につけましょう。まずは語彙力のアップが大切です。単語や熟語を覚えると、長文も格段に理解しやすくなります。
夏休みは、比較的時間のかかる長文読解も大量に取り組みやすい期間です。とはいえ、数をこなすだけでは理解が深まりません。一つ一つの文の意味を、しっかりとこの文章はどのような構造なのかを掴むようにしましょう。リスニングも、スキマ時間を活用して毎日取り組みたいところです。
基本的には、これまでに習ったところの復習をして、苦手なところや、理解できていない部分を重点的に取り組むのがおすすめです。問題集を問き、まちがえたところを確認してやり直すことの繰り返しが、基礎力を養います。教科書の例題のような基本的な問題は、確実に解けるようにしておきましょう。
現代文の読解は、毎日1題ずつのように、丁寧に取り組んでみましょう。テストでは文章を素早く読む必要がありますが、時間のある夏休みは、じっくりと読み込んで大丈夫です。なんとなくで現代文を読解していたのであれば、現代文の読み方を定着させることで、文章の内容によって点数がばらけるといったようなことが起こらないでしょう。まちがえたところは解説をしっかり読んで、なぜその答えになるのかを徹底的に考えましょう。古文は単語を覚えて、文法を確認します。問題集を解きながら、覚えていくといいでしょう。
理科と地歴公民は、その中でどの科目を選択するかによって勉強法も変わってきます。
化学や物理など、理解と計算が必要な科目は、数学と同様に、それまで習った部分でわからないところがないようにすることが第一です。そのうえで、演習問題を解いて理解を深めてきましょう。
歴史は、基本項目の暗記と、大まかな流れの把握を目指します。だいたいどれくらいの時期にどんなことがあったのか、そのころ他の地域はどんな感じだったのか、漠然とでも頭に入れば、細かい暗記も覚えやすくなります。ここで大切なポイントとしては、その流れを自分の言葉で説明できるようにしているかです。ただ、参考書を読んでこんな感じ!ではなく、自分の言葉で流れを説明できるようになって初めて自分の中に落とし込め理解できた状態となります。
公民を選択している場合は、入試に時事問題が出ることもあります。普段からニュースをチェックしておきましょう。
何時間も休みもなく勉強し続けることは難しいので、休憩も取りつつ工夫して時間配分をしましょう。さらに、毎日勉強を続けるのが難しいなら、適度に休日を挟むのもいいでしょう。週1日程度、計5日間の休日を作り、35日間を勉強にあてるとしたら、モチベーションも維持しやすいでしょう。休みの日を設定しておくと、予定通りに勉強できなかった日の埋め合わせにも使えます。高校3年生の夏は追い込みの時期だけに、周りと自分を比較して、「自分だけが遅れている」と焦りを感じることもあるでしょう。しかし、焦って予定を詰め込み、それが計画どおりに進まなければ、さらなる焦りを招いて、モチベーションを下げてしまうこともあります。遊び過ぎはもちろんダメですが、体を壊すほど根を詰めて勉強するのもおすすめできません。適度に休みを入れつつ、必要十分な勉強を続けていきましょう。
いつも自室で勉強しているなら、リビングでやってみたり、図書館や塾の自習室に行ったりなど、環境を変えるとモチベーションが上がることもあります。有料自習室を契約してみるのも良いでしょう。図書館や自習室は、ほかの人が勉強している姿が目に入ることで、「自分も頑張ろう」という気になりやすいようです。自宅でやっていると、ついスマホやテレビを見てしまう人にもおすすめです。
夏休みは、あちこちの大学でオープンキャンパスが開かれています。実際に志望する大学に足を運び、構内の雰囲気に触れ、今の頑張りの先にいる自分の姿を思い描くことで、モチベーションアップにもつながります。長期休み中なら遠方にも行きやすいので、自宅から遠い大学を志望している場合は、夏休み中にぜひオープンキャンパスへ行ってみましょう。
夏休み40日間、目標に向かってただひたすら計画を実行するというのを繰り返していると、時折「本当にこれで実力が上がっているの?」と不安になることもあるでしょう。小テストでも参考書の付録や赤シートを隠しながらでも良いので、丸つけをして正答率を記載しておきましょう。次の1週間そしてさらにその次の1週間、確認してみましょう。実力は定着しているのを実感しながら、学習を進めることで学習効率も飛躍的に向上します。
夏休みから勉強を始める受験生へ
皆さんは、今まで部活動等の課外活動に励んできたこと、その他趣味や自分自身の夢に向けて努力を重ねてきたことでしょう。このような活動や趣味も含めて、決して無駄にはなりません。
ここからが正念場です。
成績を飛躍的に向上させるためには、正しい努力で学習することです。
ただし、正しい努力だけでは逆転合格には程遠いです。学習には「圧倒的な学習量」が必要です。
無闇に何の方向性もなく勉強していると、ふと夏休みの40日過ぎて気付くことは、「何ができるようになったんだろう」です。
学習するには計画性・目的を持って取り組みましょう。学習計画の立て方は、こちらを参照してください。また、受験生に向けて学習計画を無料で立ててくれる無料相談も多くの学習塾が開催しているのでオススメです。
ここでおすすめの無料受験相談を開催している学習塾をいくつかご紹介します。
自学習を最大効率化させるというモットーの学習塾です。無料相談会では志望校と現状の実力のギャップから「第一志望合格までのロードマップを作成」してもらえるのに加えて、1対1個別コーチングの「2週間無料体験授業」もあるので夏休みを乗り越えるために最初の一歩を踏み出すのにオススメです。マナビバ+は学習計画に強みがあり、1日単位の学習計画を作成し、システムを利用した学習状況のリアルタイム共有で講師陣が学習状況を常に把握しているので細かいところまでアプローチし目を向けてくれます。「計画がなかなかうまくいかない!」「計画を実行するまでが難しい!」といった学生にオススメです!
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学習の質は一朝一夕で身につけることは難しいかもしれません。そこで受験生が誰でも勝てる要素が「学習の量」です。周りの受験生は1日に10時間勉強しています。だから10時間勉強すれば良いではありません。「周りの何倍も勉強してやる!」という意気込みで少しでも学習量を増やしてください。量を積み重ねることで学習の質も向上していきます。
大学受験生にとって、夏休みは受験の天王山ともいえる重要な期間です。この40日間を効果的に活用するためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
まず、明確な学習計画を立てることが大切です。中期目標を設定し、それを達成するための週単位、日単位のスケジュールを具体的に組み立てましょう。特に1日単位のTo Doリストを作成し、計画を実行することで、効率的な学習が可能になります。
次に、勉強時間の確保が重要です。夏休み中は1日10時間以上の学習を目指し、スキマ時間も有効に活用しましょう。特に睡眠時間を大切にし、記憶の定着を図ることが成功の鍵です。
さらに、モチベーションの維持も忘れずに。サボリがちな人は勉強の習慣ができていません。そんな方はいきなり莫大な時間を勉強するとなると、なかなか集中できないことでしょう。定期的な休息を取り入れたり、勉強環境を変えることで、集中力を保ち続けることができます。また、オープンキャンパスへの参加も、目標達成への意欲を高める良い機会です。
最後に、学習の質と量のバランスを意識しましょう。量をこなすことも大切ですが、質の高い学習を心がけることで、より効果的な成績向上が期待できます。学習塾の無料相談を活用し、自分に合った学習法を見つけるのも一つの方法です。
夏休みを有意義に過ごし、志望校合格への一歩を踏み出しましょう!
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