【高校1・2年生向け】文理選択で人生はどれだけ変わる?? 学部選びと就職で徹底比較

【高校1・2年生向け】文理選択で人生はどれだけ変わる?? 学部選びと就職で徹底比較

みなさんこんにちは!マナビバ+小平駅前自習室です。

 

先々に大学受験を控えている高校1・2年生の皆さん、恐らく一度や二度は文理選択について考えたことがあるのではないでしょうか?

日本の大学受験の制度上、文理選択は避けて通れない重要な選択となる分、どちらにすべきかで悩んでしまう方々がとても多いのが現状です。

今回は、「文理選択とは何か?」「大学の学部選びや就職にどういった違いがあるのか?」「文理選択のオススメの決め方」等について触れていきます。

そもそも文理選択とは?

文理選択とは、高校生の段階で文系・理系どちらのコースに進むかを決定することです。

多くの高校では、高校1年生の後半に選択し、2年生からは文系クラス・理系クラスにクラス分けされて、それに沿った教科や科目にフォーカスして勉強をするといった流れになります。

また、文理選択は大学受験での受験科目の違いや大学での専攻内容に明確な違いが生まれるほか、その後の就職にも大きな影響を与えるため、人生を大きく左右する重大イベントの1つであると言えます。

 

大学の学部は文理選択でどう変わる?

さて、文理選択によって大学生活にどのような違いが生まれるのでしょうか?

漠然としたイメージとして、

「理系は実験などで毎日忙しそう…」

「文系は勉強も程々にキャンパスライフをエンジョイしてそう」

といった意見もチラチラ耳にしますが、こういったステレオタイプを鵜吞みにせず、正しい情報を得ることが大切です。

まずは、文系・理系の主要な学部や、文系・理系に括られない文理融合系学部についてもご紹介していきます!

 

文系

文学部

文学部は大きく分けて「言語系」、「思想系」、「歴史系」、「行動系」の4つの分野があり、分野の幅が非常に広い学部です。

主に文学を扱う「言語系」では、日本の古書や他の国の文学に数多く触れる学問です。

文章理解をはかるだけでなく、外国語文学の場合は翻訳を行うなど、様々な文学作品を数多く読み、研究します。

「思想系」は、主に哲学を研究する学問で、授業では哲学・倫理・宗教などを主に学びます。

哲学や倫理について深く考えるので、かなりの思考力が必要な学問です。

「歴史系」は、過去に起こった物事を取り上げ、残された物や建造物、文章などから研究する学問で、歴史学や考古学、文化人類学がそれに当てはまります。

一次資料を正確に読み取り、事実かどうかを検証していくという、非常に根気のいる学問です。

「行動系」は、人間の認知・行動を学び、人がどのような状況でどのような行動をするのかを研究する学問で、心理学や社会学がそれに当てはまります。

心理学は人を用いた実験を中心とした授業が多いです。

 

歴史や哲学、心理学に興味がある人や、数多くの文献を読み込んで研究することがメインになるので、読書が好きな人、資料研究を粘り強く続ける自信がある人におすすめです。

経済学部

経済学部で学ぶ内容は大きく分けて、「理論経済学」「応用経済学」「思想と歴史」3つに分類されます。

「理論経済学」は、経済活動のモデルを作り、数理的に分析していく学問です。

ミクロ経済学、マクロ経済学などと呼ばれる分野がそれにあたります。ミクロ経済学では、ものが売買される価格と量、需要と供給によって決まる理論などを学び、小さな視野で経済の動きを見る一方、マクロ経済学は、国民所得や失業率などを対象として、国全体での経済を考え、より大きな視野で経済を見る学問になります。

「応用経済学」は、理論経済学で培った基本的な知識を、より現実の経済に当てはめる学問です。現実に即した実践的な内容を学びます。

もう一つは、経済学の「思想と歴史」の分野です。

経済史、政治経済学、経済思想などが当てはまり、この分野では他の分野とは異なり、人文科学系統よりの内容を学ぶこともあり、数学をあまり使いません。

但し、経済学部全般については、文系の中でも、数学を使う学問なので、数学に対しあまり苦手意識がない人に向いています。また、将来起業したい人や、経営に興味がある人、金融機関に勤めたい人にもおすすめです。経営に興味がある人の場合、大学によっては経営学部・学科が設置されている場合もあり、こちらもオススメです。

教育学部

教育学部には、大きく分けて「教員養成系」と「教育学系」の2つの分野があります。

「教員養成系」は小・中学校の教員を要請することが主な目的なのに対し、「教育学系」は、教育やその関連領域に関する基礎的な教育研究が主な目的です。教育学や日本の教育制度に興味がある人や、子どもが好きで、将来は教師や教育機関に携わりたい人におすすめです。

実際には、教育学部を卒業した人の多くが教育関連に進むわけではなく、一般的な民間企業に就職する人が多数派となっています。

法学部

法学部はさまざまな法律について学ぶ学部です。

法律の種類は非常に多く、憲法をはじめ、民法、刑法、商法、行政法、労働法と、多岐にわたります。法学や政治学に興味があり、それらを学んで将来に活かしたい人や、レポートを書くことよりも試験勉強、特に暗記科目が得意な人に向いています。

 

将来弁護士や司法書士、公認会計士、国家公務員や地方上級公務員になりたい人におすすめです。

外国語学部

外国語学部では、実用的な外国語能力を身につけ、対象の言語を巧みに使いこなすことができることや、その言語が使用されている国や地域に関する文化など、さまざまな研究を進めます。

文法や語法をはじめ、言語史、語彙論、語源研究、方言研究といった言語学とともに、その国の社会や経済のあり方といった、社会科学の領域へも踏み込んで研究します。

興味を持っている国があり、その国の言葉を話せるようになりたい、という希望を持つ人や、異文化交流や国際社会、グローバル化に興味がある人におすすめです。

また、習得した言語運用能力を活かし、商社や外資系企業、航空会社などのグローバル企業や、英語教員や国際公務員、通訳になりたい人におすすめです。

理系

医学部

医学部では、大きく分けて、基礎医学、臨床医学、社会医学を学びます。

医師の養成をするために、病気の治療と健康の維持・増進を目的とした学問を学びます。

 

医学部の医学科は、大学6年間学び卒業試験に合格後、毎年2月中旬に行われる医師国家試験を受け、合格すれば医師として働き始めることができます。医学部に進学して、きちんと大学で勉強と実習を重ね、国家試験に合格すると、必ず医師として働くことが出来るので、職に困らないというのも特徴ですが、そこまでの道のりには、必死の努力が欠かせません。

また、国家試験合格後も長い研修医期間が待っているほか、大学院に進学するパターンも多いことから、実直で努力家というのも、医学部に進学する人には重要な素質だと言えます。

 

医学部には、何といっても病気の治療をしたい、人の役に立ちたいといった志を持ち、医者になりたい、という希望を持つ人におすすめです。

また、授業での人体の解剖に抵抗がないことや、真面目にコツコツ勉強できる熱心さがある人が向いています。

薬学部

薬学部は、薬などを含む化学物質を、人間の健康や病気治療との関わりから研究する学部です。

 

薬学部の学科には、「薬剤師を育成する6年制」と「薬学研究を行う4年制」があります。

どちらのカリキュラムでも、有機化学や薬科学、分析化学などを研究する「基礎薬学」と、製薬学、医療薬学、衛生薬学などを研究する「応用薬学」の2つに分かれます。薬学部には、基本的には薬剤師など、人々が「薬」を安全に使用できるような手助けをする職業を志望する人が進学します。

 

医学部と同様、6年制であれば国家資格を得られるので、将来にわたって就職に役立ちます。

特に、出産や育児のために一度仕事を離れる可能性の高い女性は、薬学部に進学して資格を得ようとする人が多く、人気となっています。

化学が好きで、薬の安全性などを研究したいという希望がある人や、几帳面で勉強熱心、人に教えることが好きだ、という人に向いている学部です。

農学部

農学部では、生物学を基礎にした、農学を中心とする教育がおこなわれており、非常に幅広い分野の教育・研究がなされています。

例をあげると、農学、園芸学、畜産学、農芸化学、農業工学、農業経済学、国際地域開発学、資源生物科学、応用生命科学などです。

農場や実習林を保有し、実際に現地に赴いて実習をしている大学も数多くあります。

 

農学部では、農業や、農業をルーツに発展してきた産業や領域についての研究や、品種の改良や害虫対策をはじめとする栽培技術、事業として継続させるための農業経営、行政による支援のあり方を問う農業政策などを通じて、「人と自然が共生するための方法」を研究しています。

 

近年は、地球規模の環境破壊、途上国を中心とした食糧危機といった深刻な問題が広がるなかで、そのような問題を解決することを中心的な目的とし、それに伴ってバイオテクノロジーなどの先端科学も研究します。

最近は気候変動等を背景とした食糧危機のリスクも高まりつつあり、食の技術について学べる農学部は今後ますます注目されていくのではないかと筆者は個人的に考えています!

 

動植物が好きな人や、農業や飼育に興味がある人、実習科目も多いため、体を動かすことが好きな人に向いています。また、環境問題に興味がある人や、バイオテクノロジーについて深く知りたい、薬品や化粧品の開発・研究をしたい人におすすめの学部です。

理学部

理学部は、数学科、物理学科、化学科、生物学科、地学科などに分かれています。

大学によっては「理工学部」として理学部と工学部がまとめられているところが多くあります。その場合は、理工学部内で、それぞれの学科に分かれる形が取られています。

近年では、理学部と工学部の研究内容が、相互に重なる分野も出てきており、垣根がなくなりつつあるようです。

 

理学部では、高校で学習する「数学」「物理」「化学」「生物」「地学」の延長線上で、さらに高度な研究を行います。それらの研究を深めるためには、豊かな発想力や想像力も必要となってきます。

理学部には、数学、物理、化学、生物、地学といった学問が好きな人、自然や宇宙について実験や研究をしたい人、研究職に就きたい人、高校で理系科目を教えたい人におすすめです。

工学部

工学部では、住居や家電機器、新素材開発、生命工学など非常に幅広い分野の「モノづくり」に関わる研究をする学部です。

大学の研究では、実験や実習がほとんどになります。

理論を学ぶ学問色が強い理学部に比べて、工学部では、より実践的で実用性の高い技術を身に付けることが目的となります。

卒業後は、さらに高度な研究を続けるため、大学院へと進学する人が他の学部よりも多くいるのが特徴です。ですので、工学部に進む場合は実質的には6年間(学部4年+修士2年)の学生生活がある前提で考えることが必要な場合があります。

また、実践的な技術を身に付けられるので、機械系・電気系・材料系・情報系・建築・土木系など、各メーカーへの就職が有利なようです。

 

工学部には、モノづくりが好きで、工学の研究成果を人々のためにどう活かせるのかを常に考えられる人が向いています。

 

工学部は、理論的に考えることが得意だというだけでなく、長時間研究室で実験や研究を行うことも多いため、集中力や体力に自信がある人に向いています。

 

また、モノづくりがしたい人、実験や研究に専念したい人、実用的な技術力を身につけたい人、技術を活かせる職に就きたいという人におすすめです。

その他

文理融合学部

近年増えているのが、文系と理系の両方の要素を併せ持つ研究を行う学部です。

「学際系」の学部とも呼ばれ、既存の学部系統にとらわれない、総合的・分野横断的な学問を指します。一つ例に挙げてみると、環境問題について解決するための研究があります。

その際に、二酸化炭素排出量を国同士で取引するといった、政治的アプローチ、企業に規制をかけるための法学的アプローチ、更には根本的に排出量を減らす車を考える工学的アプローチなどがあり、文系・理系両方の側面から問題解決のためのアプローチを行います。

 

もう一つは、情報理論やネットワーク理論研究です。

情報理論というと、従来は理系学部での研究がメインでしたが、現代の情報社会では「ネットリテラシー」の必要性が特に問われているため、世の中の人たちがネットワークを正しく使えるようにすることを考えるのは、社会学的な研究の1つと言えます。

ネットワーク自体に関する数学的な研究と、ネットワークを使用することに関する社会学的な研究、両方からのアプローチで情報ネットワークについて考えます。

 

このように、様々な学問からのアプローチを総合的に判断し、考えていく学問が「文理融合」系の学部です。

 

興味分野がまだ明確ではない人や、新しいことに興味があり、従来の規則に縛られたくないという人、世の中の事象について幅広い多角的な視野から研究したい人などに、おすすめの学部です。

 

筆者個人の意見としては、世の中が複雑化・高度化していく中で文系・理系といった括りで物事を捉えることが通用しなくなってきていると感じており、こういった文理融合型のアプローチに対するニーズはますます高まっていくと考えています。

 

(出所)チーム個別指導塾 大成会「大学の主な【学部】を徹底解説!文系・理系どっちに進む?」

大学の先にある就職にはどう影響?

続いては先の話にはなりますが、大学卒業後の就職における文系・理系の違いについて見ていきましょう!

そもそも、大学卒業後には公務員の道に進む人もいれば、大学院に進学する人、或いは起業・独立の道に進む人もいますが、実際には民間企業の会社員として就職する人が大多数となっています。

 

今回は民間企業に就職するパターンでの文系・理系の違いについて触れていきます。

 

就職率について

まず就職率についてですが、文系・理系で大きな差はありません。

 

区分 文系 理系
大学全体 97.1% 98.1%
国公立 97.3% 97.5%
私立 97.0% 98.4%

(出所)厚生労働省「令和5年3月大学等卒業者の就職状況」

 

厚生労働省が発表した「令和5年3月大学等卒業者の就職状況」によると、大学生の就職率は上記表の通りとなっており、文系・理系はほぼ同じになっています。そもそも文系・理系ともにほぼ100%になっているのは、少子化を背景とした人手不足が要因として大きいと思います。

世間一般では「理系は文系よりも就職に強い」といったイメージが強いようですが、就職率に限った話では文系・理系に差はないと言えます。

 

職種について

一方で、職種については就職率とは異なり文系・理系によって大きな違いが出てきます。

結論から言うと、「理系は文系よりも職種の選択肢が幅広く、希少価値も高いため有利な傾向にある」と言えます。

 

理系の場合、専攻によって多少の差はありますがメーカーの技術職・研究職など理系学部出身者しか応募できない職種が多く存在するほか、営業・マーケティング・コンサルタントといった文系職種にも応募可能であるからです。また、DXやIT活用の重要性が高まる中、数字やPCに強い理系学生のニーズが文系職種においても高まってきています。

 

理系の素養を活かせる文系就職先のオススメ3選
営業

「営業=文系」というイメージがあるかもしれませんが、営業職は理系にもオススメできる職種です。特にメーカーの技術営業の場合、学生時代の専攻内容と関連する業界・商材であれば客先での対応に専門知識が活かせるほか、専門知識をベースにロジカルなコミュニケーションができれば技術者を相手とする商談でも活躍できる可能性が高いです。また、就職活動でも待遇の良さからとても人気のある総合商社では様々な化学品や天然資源を扱っていることから、これらの専門知識に精通している理系学生の積極的な採用を行っています。

コンサルタント

コンサルタントという職業も理系との相性がとても良いです。

データ収集・分析、論理的な手法による経営改善策の提案など、コンサルタントでは実際の研究で求められる能力が活かされる場面が多くあります。特に活かされるのは経営戦略系のコンサルタントで、研究における忍耐力もまた仕事への適応能力があると評価される場合があります。また、財務・会計系のコンサルタントは数字、ITと深く関係のある業務に携わるため、こちらでも理系学生の能力が活きてくると言えるでしょう。

金融系専門職

お金を扱う金融系専門職では特に数字に関する知識、能力が活かされます。具体例としては、統計、金融工学、証券分析などです。そのため、金融業界は全般的に文系職と思われがちですが、特に専門性の高い部分は理系職とも言える業界になります。運用会社のファンドマネージャー、クオンツアナリスト、或いは信託銀行や保険会社のアクチュアリーといったものから、数字を扱う関係から銀行や保険の営業まで理系学生だからこそ持つ強みが活かせます。

 

就活のスケジュールについて

職種に関しては理系の方が選択肢は幅広く有利な分、就活のスケジュール面ではデメリットも存在します。

それは学業の忙しさから文系学生に比べて就職活動に時間を割きにくいという点です。

特に理系学生の場合、4年生の時点(早い場合は3年生)で実験など研究活動に追われるケースが多く、文系の学生に比べると就職活動にかけられる時間は短くなってしまいます。

就活の流れについては、自由応募形式の場合は理系であっても文系であっても大きな違いはなく、会社説明会への出席やエントリーシートの提出、面接を経て内定を獲得するのが一般的な流れです。しかし、就活は業界研究や自己分析、WEBテスト対策などやるべき事がたくさんあるため、理系学生の場合は学業が忙しくなる前に早めの準備をしていく必要があります。

一方で、理系学生(特に大学院生が多い)が主な対象となる学校内推薦の場合は、大学から企業に推薦してもらう形になるため、文系就職とは進め方が全く異なります。合格率も自由応募形式と比べて高い傾向にあり、理系就職における有利な点と言えるのではないでしょうか。

 

文理選択のオススメの決め方3選

ここまで、文系・理系による大学での学び、就職の違いについて触れてきましたが、最後に文理選択に悩んでいる高校1・2年生に向けて文理選択のオススメの決め方を3選ご紹介させていただきます!

 

将来なりたい職業で考える

まずは、将来なりたい職業のイメージがある場合、それを基に文理選択するのがオススメです!

例えば医師を目指すのであれば、医学部医学科に進学するべきです。 同様に裁判官や弁護士、公認会計士などを目指すのであれば、法学部や経済・経営学部、商学部などの文系に進学するべきです。なぜならこれらの職業に就くためには特定の資格が必要であり、原則該当する学部でしか学べないからです。

また、上記のような資格を必要としなくても、将来どのような職業に就きたいかある程度構想がある場合も、文理選択の大きな材料となります。採用側も、大学で何を学んだかを重要視しますので、企業が求めているものが、大学で学んできたことと近ければ、当然就職に有利に働くはずです。

好きな科目(得意科目)で考える

将来何になりたいかがまだ決まっていない場合は、無理して現段階で決める必要はありません。そのような場合は、自分の好きな科目(得意な科目)で文理選択を考えてみましょう。好きな科目というのは言ってしまえば「興味のある学問」と言い換えることもでき、必ずしも模試や定期テストで高得点をとれる科目でなくてもいいと思います。興味のある学問に特化した大学生活を送ることができれば、当然学びも深くなり、将来の目標も大学で勉強しながら方向性を決定することが可能になるので、オススメです!

オープンキャンパスに行って考える

「将来なりたい職業のイメージもない」「好きな科目や得意科目もよくわからない」こういった高校生もかなり多いのではないでしょうか?

 

そんな人には是非一度大学の色々な大学のオープンキャンパスに足を運んでみるのもオススメです!

実際にオープンキャンパス等で大学に足を運び、大学で学べる学問が面白いか、興味が持てるかを体験することによって得られる気づきも多いです。自分が得意な科目でなくても、実際に大学で学ぶ内容と異なることもあり、「もっと深く知りたい」「これなら頑張れそう!」と心境に変化が起きることもあると思います。大事なのは、自分がどのような学問だったら本気で打ち込めるかであり、得意科目である必要はありません。自分が何をどんなふうに学びたいのか想像しながら大学を巡ってみましょう。 オープンキャンパスに行くのが早すぎる、ということはありませんので、受験勉強が本格化する前の高校1・2年生のうちに行動しましょう。

因みに筆者は高校1年生の時に東大のオープンキャンパスに足を運びました!

 

まとめ

ここまで当コラムを読んでいただきありがとうございます。

今回は文理選択について、大学の学部・就職先・オススメの決め方といった切り口から触れてきましたが、いかがだったでしょうか。

 

最後のまとめにはなりますが、文理選択に正解は存在しません。

正解が存在しないからこそ、友人や家族と相談しながらとことん悩んだ上で決めるのも良いと思います。

また、文理選択は人生を大きく左右しうる決断ですが、長い人生の中でやりたいことや興味のあることは次第に変わっていくのが自然だと思います。

 

是非今一度自分自身と向き合い、「自分はどんな時に楽しいか?」「自分はどんな存在になりたいか」といったことに考えることにより、有意義な文理選択に繋げていきましょう!!