国立大学受験ナビ
はじめに
直前期は、「何をやるか」よりも「何をやらないか」で点数が決まりやすい時期です。焦って新しい参考書に手を出すほど、積み上げた実力が散らばってしまうことも。国公立は共通テストと二次の両立が必要だからこそ、優先順位と回し方の設計が命。この記事では、残り時間で得点を最大化する勉強の組み立て方を具体的に整理します。
国公立大受験生最後の追い込みメニュー
国立大の「最後の追い込み」で伸びやすいのは、新しい参考書を増やすことじゃなくて、点数に直結する作業を絞って回すことです。やるべきことはこれ。
- 配点と科目配分を再確認して、優先順位を固定する
二次(個別)の配点が重いなら、残り期間は二次中心。共通テスト比率が高い学部なら共テ対策も残す、など「どこで点を拾うか」を決める。
- 過去問を“本番形式”で解いて、時間配分を確定する
最低でも数年分は、制限時間・解く順番・見直し時間まで含めて通しで。目的は「実力測定」より本番の動きの最適化。
- ミスノート(弱点リスト)を1冊に集約して、毎日つぶす
間違いを分類:
- 知識不足(覚える)
- 解法不足(型を覚える)
- ケアレス(チェック手順を作る)
追い込みはここが一番伸びる。
- “解き直し”を最優先にする(新規問題は減らす)
過去問・模試・演習の「落とした問題」を、解けるまでやり直す。1回で終わらせず、数日後にもう一度解く。
- 頻出分野の得点源を固める(捨てる所も決める)
全部完璧は無理。二次なら「典型問題で確実に取る」/英語なら「長文で落とさない」みたいに、点が安定する柱を作る。
- 記述・論述は“採点される形”に寄せる
日本史/世界史の論述、数学の記述、英作文は、内容より先に
- 形式(結論→理由→具体)
- 減点されない表現
を固定。模範解答を写経して骨格を覚えるのが早い。
- 暗記は朝と寝る前に固定枠で回す
英単語・古文単語・理科用語・地歴の用語は、追い込みほど「短時間×高頻度」が効く。長時間の一気詰めは効率が落ちやすい。
- 当日のシミュレーション(持ち物・移動・体調)を早めに潰す
受験票、時計、交通、昼食、寒さ対策。ここで不安を消すと勉強の集中が上がる。
- 睡眠と起床時刻を本番に合わせる
追い込みで最も損するのは寝不足。1点を拾うより、当日パフォーマンスの底上げが大きい。
- “安心材料”を作る(直前に見る1枚)
公式、頻出ミス、英作文テンプレ、論述の型などをA4一枚に。直前に見るものが決まっていると焦りが減る。
まとめ
国公立の直前期は、闇雲に量を増やすより「過去問→分析→解き直し」の循環で得点力を固めるのが最短ルートです。配点に沿って優先順位を決め、頻出分野の取りこぼしを潰し、記述は“採点される形”に寄せる。暗記は短時間×高頻度で回し、当日の動きと生活リズムまで整えれば、本番の伸びしろはまだ作れます。最後は“直前に見る1枚”を用意して、迷いなくやり切りましょう。